感謝の気持ち

2011.05.06

2011AW　アパレル合同展示会ガールズは今期で12回目です。

毎回思うことは「感謝の気持ち」です。

ガールズは初回開催からずっと代官山ヒルサイドテラスを会場として
使わせていただいています。
駅から近いとは言えないこの場所まで
みなさま、デザイナーたちの新作を見にいらっしゃるわけです。

忙しいバイヤーの方々が会場まで足を運んでくださることに感謝。
一般のお客様がお友達とともに予定を組んで足を運んでくださることに感謝。
出展ブランド様の結束力に感謝。
そして、私をいつも支えてくれるスタッフに感謝。　　です。


ドメスティックブランドのデザイナーが「思いつき」だけを頼りに
たった一人で立ち上げた展示会です。


それまで、大勢のデザイナーが出展する合同展示会という形式の会に
何度も出展しました。
となりのブースがアバンギャルドでかっこいいブランドだった時、
私のブースの前はお客様が素通りすることも多く、
来場したお客様の流れがバラバラであると率直に感じました。
その時思いました。

「かわいいモノを作っているブランドだけを集めたら？！」

「お客様も全部のブランドに興味を持っていただけるのでは？」

「ピンポイントで目的を持ったお客様を集めることで、出展側もご来場側も
実りがあるのではないか」


思い立ったらやるしかありません。素人だけど・・・


第一回目のガールズ開催は2005年でした。
3日間でいらしたお客様の数はたったの50人、いやそれ以下だったかも。
手探りで始めたことですから当然ですね。
でも、参加デザイナーはとても楽しそうで、
その後のお付き合いが良い感じに続いているのもこの会がきっかけ
だったと言っても過言ではありません。


色々なことがありました。悩んだこともありました。
お客様を楽しませる為に小さなファッションショーもしました。
アクセサリーと下着だけという出で立ちの女の子がショーを飾りました。
見にいらした先輩デザイナーに「何をしたいのかわからない」とコメント
されたこともありました。
賛同も批判も同時に受け止め、気が付いたら6年が経過していました。
自分の果てしなく楽観的な性格でしょうか
批判はすぐ忘れる、賛同は大喜び（笑）



毎回出展するたくさんのデザイナーと仲良くなれ、
無形の財産みたいなものが出来上がりました。
本当にありがたいことです。


6年が経ち、
参加デザイナーの中には「学生の時に装苑で私の商品を見ました、
かわいかったです。覚えてます」と言ってくれる人もいます。
学生だったその女性が、今は同じ舞台に立っているのです。
面白いですよね、それに嬉しい。


思いつきで始めた合同展示会ですが
やっと根を下ろした感じがしています。
もっともっと色々な人たちを楽しませて行きたい。
何があってもあまり驚かなくなりました。
もう、悩むことは無くなりました。


乙女のためのアパレル合同展示会ガールズ/Girls

さて、私が乙女でいられるにはリミットはあるのか…
会場でお会いするみなさまに御判断いただくしかありませんね（笑）


たくさんの乙女のみなさまのご来場をお待ちしております。


新しい発見とか、お取り組みとか、人とのつながりなど、
きっと楽しんでいただけるはず。

自信を持ってみなさまをお迎えいたします。

合同展示会ガールズ　オーガナイザー
「エコロジオン」デザイナー　YOSHIKO SUZUKI